サイフクのニットづくり

サイフクのニットづくり

SAIFUKU 新たなスタート
ロゴマークが新しくなりました


サイフクはニット専門メーカーです。
「編む」という仕事をはじめてから62年が経ちました。
この度、サイフクではロゴマークを一新。
ニットのループや、糸のひねりをモチーフにしながら、雪国らしい雪の結晶をつくりました。

雪国新潟にある五泉市(ごせんし)は、日本一のニット産地です。
ニットメーカーが集積したこの地では、古今東西様々なブランドからご依頼を受け、クライアントが求めるデザインや品質を具現化し続けてきました。
しかしながら産地の衰退も深刻で、メーカーの数や生産高は減少し続けています。
職人を育てつづけ、技術の継承を守りたい。私たちは、あらためて、自分たちがこの産地でどうあるべきかと問い、向き合い、深く考えました。

冬は雪に埋もれる厳しい土地。
そこで暮らす私たちだからこそ生みだせるニットがあると感じています。
雪国ならではのアイディアや課題を、培った技術で解決し、暮らしを良くするものづくりを探求したい。
また、この新潟の地が見せる自然の美しさをデザインに生かしたい。

雪どけがはじまり、芽吹きの季節である春。遅い春は、雪国に暮らす人々にとって待ちわびた喜びにあふれています。
夏は青々とした稲の間を、風が力強く吹き抜けます。南北に長い海岸線にうちよせる波。佐渡をのぞむ日本海がきらめきます。
実りの秋は、豊かな土地の恵みに感謝し、収穫をたっぷりと堪能します。黄金色に輝く稲穂がどこまでも広がる景色は、見あきることがありません。
そして、一晩であたりの景色を一変させる雪。
寒い寒い雪国新潟では、雪と共存するための生活の知恵がたくさんあります。
広く深い雪国新潟では、圧倒的な自然の豊かさと美しさに息をのみます。
この美しい自然を飲み込み、デザインに昇華させたいと強く思っています。

この土地で暮らす私たちだからこそ生みだせるニットを形にしていくこと。
これが改めて自分たちがどうあるべきかと向き合い、出した結論です。
そこで「snow country knit」をコンセプトに掲げ、社名である「サイフク」をブランドとして再出発いたします。










自然あふれる五泉市でニット製品をつくる

サイフクのニットづくり

サイフクのニットづくり
 

五泉市は古くから湧き水や地下水に恵まれた土地です。
豊富な水資源を利用し、250 年程前より絹織物の生産が始まりました。
絹の美しい光沢やしなやかさを生み出す精練(せいれん)という工程には、良質な水が欠かせません。
豊富な軟水の水により、繊維の街として発展しました。

その後、着物から洋服へと変わる時代の流れの中で、織物からニット製造へと発展しました。
繊維の街として長くつづき、五泉市は日本一のニット産地となりました。
mino(みの)・226(つつむ)の他、たくさんのアパレルメーカーのご要望に応え、品質の良い「made in Japan」のニットを日々生産しています。



新潟地図3






洗えるニットの開発


ご自宅で洗濯したいというお声が増えています。
サイフクでは、寄せられるお客さまの声を受けて、「洗えるニット」の開発を続けています。
いつでも洗えるから衛生的で、クリーニング代がかからず経済的なニットです。
商品ページやパンフレットには、アイコンを表示して選びやすい工夫をしています。










環境へ配慮したつくり方


糸を無駄にしないつくり方・編み方に力を入れています。
mino(みの)のアイテムは、編み地を四角のまま使うからこそ、カットロスが生まれません。
さらに、最新の編み機「ホールガーメント」を使ってプルオーバーやスカートなど、幅広いアイテムでも「カットロス0」を実現しました。







それでも日々、残糸・残反は生まれます。
残反は、柄を活かして新たなアイテムを開発しました。
これからも工場内に眠る残糸・残反の利用を進めて、少しでも環境負荷がかからないものづくりを進めます。


なんでもつつむ / ニットカードケース

















ニットができるまで




スタートは糸。

何をつくろうか。

素材選びは

いつも、わくわく。

ニットができるまで画像
ニットができるまで画像
ニットができるまで画像
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糸の持ち味を生かして、

どんな編み地を作ろうか。

糸と編み方の組合せは

無限大の可能性。

新しい発見が生まれます。

ニットができるまで画像



大きなニットの編み機。

縦糸はなく、横糸のみ。

80台ほどが

ずらりと並びます。

ニットができるまで画像
ニットができるまで画像
ニットができるまで画像
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風合いよく仕上げるために

洗い加工に。

カシミヤ、アルパカ、モヘヤ、

ウール、綿に麻、

たくさんの素材が

ふんわりとした表情に。

ニットができるまで画像
ニットができるまで画像
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パターンに合わせて、

パーツに分ける<裁断工程>。

そのパーツを縫い合わせて、

服に組み上げる<縫製工程>。

人の手から手へとニットが進みます。

ニットができるまで画像
ニットができるまで画像
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ニットの編み目を一目、

また一目、

針に通して縫い上げる

リンキングという繊細な作業。



ニットづくりも最終段階。

一枚一枚、

しっかりと検品されたのち、

新潟 五泉市からみなさんのもとへ。

ニットができるまで画像
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ニットができるまで画像
ニットができるまで画像
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