残反から糸をつくる

サイフクでは、残反を糸に戻す取り組みに参加しています。

ニット工場から日々生まれる残反。
その多くは、裁断によって不要部分となる「カットロス」と呼ばれる裁断くず。
編み機の進化や、技術により、減らすよう努力は続いているものの、まだまだ追いついていません。
ゴミとなってしまう残反を、どのように価値あるものに蘇らせるかは、長年のテーマでした。
 

 







最初の取り組みは、ニットブローチ。
残反には、<同じものはたくさんないけれど、色とりどりのデザインが楽しい!>という側面に着目して生まれました。
たくさんのデザインが生まれ、一点ものとしての面白さも◎!
ニットや、お手持ちのバッグに付けてアクセントにとしてお使いいただいています。
 

 







けれども、ニットブローチでは使う残反はほんの少し。
そこで、残反を糸に戻す取り組みに参加することになりました。

裁断くずのうち、「ウール100%」のものを選り分け、集めて送ります。
ウールの糸として生まれ変わらせる最初の作業です。
 



 







リサイクルで生まれ変わった糸から、新たなアイテムが生まれます。
残反から糸を作るこの取り組みを、更に広げて行きたいと思います。
 



 







また、私たちが生み出すブランドのうち、mino(みの)はカットロスのないアイテムがほとんど。
四角をベースとした形には、残反を生み出さず、全て使い切る良さがあります。
更に226(つつむ)でも、最新の編み機「ホールガメント」を使い、カットロスのないものづくりに取り組んでいます。

カットロスのないアイテムには、商品ページに「カットロス0%」のアイコンを表示して分かりやすくしています。
お手持ちのアイテムが、どんな風にして作られているのかを想像していただく手助けにしたいと考えています。